ランチをしながら考えた仕事をする上で大事なこと

キャリア教育塾OGI塾 代表の荻原嘉一郎です。

先日、渋谷の定食屋で1人でランチをした。

そこは、なんども行っているところ。

いい食材を使って美味しい定食を出してくれるところで、 お気に入りの店。

今回、今までになく、違和感を感じた。

まず、店に入った時の、席までの誘導。

場所を指で指し示すのみで、席まで案内してくれない。

その上、そこで言われた。「2時間制限です」(そんなに長居するように見えたのかな?)

オーダーした定食が、来た時に、一品一品説明をしてくれる。 ここでの店員さんとのやりとりが好きだったのだが、今回は、 店員さんが話し出した途端に、こちらから質問する気がなくなってしまった。

話している”言葉”、説明はきちんとしている。 多分、マニュアル通りに伝えているんだろう。

 

ただ、相手に伝えようとする”熱” が感じられないのだ。

 

自分が、「何が好きだったのか」がよくわかった。 店員さんが、「こんなにいい食材を使って作ってるんです。ぜひ食べて美味しさを 感じて欲しい」という気持ちを込めて、伝えてくれるのが好きだったんだなと。

その”熱”を感じて、こちらも嬉しくなったり、色々と質問したくなったりするのだなと 思った。

 

その後、中にいる店員さんたちの表情や動きを見ていて思ったのだが、 ”無表情” ”苦しそう” ”笑顔がない” ”楽しくなさそう”だなあと

料理は美味しかった。

目を閉じて、噛み締めたお米、味噌汁、漬物、 大豆の煮物、どれも美味しかった。 ”料理を作る”ところについては、以前と変わってなかった。

 

でも、楽しくなかったな。

 

食べ終わった次の瞬間、さっと御膳もさげられてしまった。

早く帰れということなんだろうか? と思ってしまった。 言葉で伝わることよりも、言葉以外で伝わることの方が 大きい。

 

いろんな人に、この店を紹介し、一緒に食べに来たが、今後 来る頻度は減るだろうな とちょっと残念な気持ちになった。

店員さんが、自分の仕事に誇り、喜びをもち、楽しくやってくれているだけで いいのにな。

自分のサービスを受ける人たちには、こんな想いはさせないようにしなくては。。

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