7/5 立教大学経営学部の授業を見てきました

高校生専門キャリア教育塾OGI塾の荻原です。

7/5に立教大学経営学部の1年生の授業、BLP0(ビジネスリーダーシッププログラム) の見学をしてきました。 BLPとは経営学部生対象の、「自分らしいリーダーシップを身につける」ことを目的とした 立教大学独自のプログラムです。

BLP0は、今年4月に入学した1年生が行っているプログラムです。 ある企業からテーマを出されて、それに対して、数人でチームを組み、提案をまとめる ということをしています。

授業12回目の今日は、グループごとに今までやってきたことをプレゼンする場です。 予選を経て、選ばれた6チームの発表でした。

ところで、なんで私がここへ行ってるか ということなんですが。。。

OGI塾の生徒さんが、この学部を強烈に希望しているのです。 もともとは、別の学校を考えていたのですが、私が紹介したあるキャリアウーマン(死語かな?) から、こういう面白いことをしている学校もあるよ と言われて 気になっていたようです。

その後、私の知人のお子さんがこの学部の一年ということもわかり、 そのお子さんと会って喫茶店で話した時、BLPというものを紹介されました。
それで、1ヶ月ほど前に、授業を見学にいきました。相当しっくりきたようです。
興奮してメッセージを送ってきました。

で、私も何がそんなによかったのか を自分の目でも見たくて来たわけです。

結果、相当にびっくりしました。

以下、感想です。

1.生徒のプレゼンがとてもうまい

もちろん、選ばれた6組なので、うまいのは当然かもしれません。でも、大学入って3ヶ月の学生です。
資料の構成含め、しっかりと時間をかけて準備、練習していることがわかります。

2.このBLPというプログラム自体が非常にしっかりしている

今回は、BLP0というBLP全体の一番最初の部分だけを見たので、偉そうなことは言えませんが、 さすが、立教大学。
そして、これをしっかり作って熟成させてきていることにも感動しました。

担当の先生の話を聴いて、素晴らしいと思ったこと。。。

・体験を学びに変える 振り返りの重要性というのをさかんにおっしゃってました。
私も常々、「振り返り」は重要。やりっぱなしはダメだと思っていますので、我が意を得たりという感じでした。

・客観的にかつ可視化できるものは可視化して見ることの大事さ

時系列のモチベーション曲線というのを学生への課題として出していました。
BLP0の授業開始時と今までの「自分のモチベーション」と「チームのモチベーション」を個人個人で 書いて、次回の授業に持ち寄るとのこと。
そして、次回の授業でチームでそれを元に意見交換するらしいです。

これは、自分の視点と周りの視点のそれぞれの視点から、今までの”思考”、”行動”、”感情”、”結果”を 振り返りできるので、とても素晴らしいやり方だなと思いました。

ちなみに、今回発表した6チーム以外のチームの順位については、各チームにフィードバックするそうです。 そして、ここが面白いですが、事前に各チームで自分たちがどれくらいの順位かもあたりをつけておいてもらうそうです。
これも、自分の視点と他人の視点の違いが見れて面白いですね。

・教員とSA(2学年の選抜された優秀な学生サポート)による手厚いサポートの素晴らしさ
プログラムがいくら素晴らしくても、それを運用し改善していく人たちがいなくては、うまくいかないよな と感じさせられました。
BLP0では、昨年同じプログラムを受けた学生の中から希望者(かつ選抜された)の学生がSA(スチューデントアシスタント) として、授業の企画、運営、学生のサポートをしています。

今回、教員とSAの授業の振り返りのミーティングに参加させていただきました。
受講者の学生の学びをいかに効果的に深くするかについて、真剣に教員、SA関係なく議論していました。

今回は、発表であり、一つの区切りになります。心配されていたのが、ここまで頑張ってきた各学生が これで終わりと感じてしまうこと。

これを生かして、この後につなげて行く必要があるんだよ というメッセージを伝える必要が あるということをおっしゃってました。

担当の先生が話していて、特に「そうだよなー」と強く感じたこと。

この授業でやっていることは、社会に出て使うものであり、社会に出てから生かすものであると いうことを学生にわかってもらうように、各教員、SAは学生たちを誘導して欲しいということでした。

誘導と言っても、SAはBLP0を受けたあと、どんな風に今学生生活を送っているかストーリーを 語る ということです。教員は、大学生活から社会に出て、どのように学生生活やったことを生かして いるかのストーリーを語るということです。

BLP0は、クライアントに向けて提案する というどの企業でも日常的にやっていることであり、 まさに社会に結びついていることです。直結と言ってもいいでしょう。
その意味では、企業側の人材がその”ストーリー”を語るとなお良いのかもしれません。

私としては、実際に企業で提案するときはこんな感じ とかこんな喜び、こんな苦労があるよ とか、いろいろと伝えたくなってしましました。

そして、BLP0はBLPの入り口であり、BLP1,2,3,4と3年次まであります。 プロジェクト型で課題解決をするプログラムと、必要なスキル習得(ロジカルシンキングなど)のプログラム が、うまい具合に組み合わされているようです。

非常に興味があります。また、ぜひ見学にいきたいと思いました。

立教経営学部を希望している塾生を全力でサポートして頑張ります!

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