OGI塾の学生ピックアップ 〜 その2 〜
キャリア教育塾OGI塾塾長の荻原嘉一郎です。
蒸し暑い日が続きますね〜。 そんな中、先日、劇団四季のマンマ・ミーアを1人で見に行きました。少し体調悪かったのですが、カーテンコールで踊ったらスッキリしてしまいました。 久しぶりに中学生の頃好きだったアバの曲に浸って楽しかった!
曲を聴いていると、物語とは別に、中学生の頃、友達とコンサートに行った 時のワクワク感を思い出します。 音楽を通じて、36年前の世界にタイムスリップ!
ところで、OGI塾の授業では、「過去のある場面を ありありと思い出す」 ということをすることがあります。 まさにタイムスリップです。
私立中高一貫校の高校2年の男子のBくん。 今年の4月に入塾しました。
お母様は、高2のうちに進路(大学)を決めて勉強に集中して欲しいと 話していました。成績は下位なので、「せめてMARCHくらいに入ってくれれば。。」 というようなこともおっしゃってました。
Bくんが入塾した後の1日目の授業。 Bくんが今まで生きてきた中で、とってもワクワクしたことは何かを探っていきます。
昔からパソコンが好きで、自作パソコンをいくつも作っていたとのこと。 中2の時、友達のパソコンが動かなくなり困っていることがあったそうです。 彼が外部ハードディスクからOSを起動し、原因を突き止め、動かすことに成功したそうなんですね。
自分が調べて治すことができたことが、とてもうれしかった と話していました。
この時の表情!
なんと幸せそうな顔をしているのかな と思いながら見ていました。
私は、話している内容よりも、表情の変化やしぐさをよく見ているんです。 そういったところに、こころの中が出てしまうものだからです。
彼に、何がうれしかったんだろうねえ と聞いてみると。。
いろいろと自分の力でインターネットの情報を調べて、対応を探し、こうやったらどうかな と考え、対応してできると最高 と言ってました。
「自分の頭で考え、原因の仮説を立て、自分で調べ、自分で手を動かして対応する」
話を聞いていて、思わず言いました。「これはすごいよ。私がシステムエンジニアの時代に やっていたトラブル対応と同じことを中学生でやってたんだよ」
これを聞いて、彼も非常に喜んでおりました。家でも学校でも、「成績が悪いやつ」として 見られていると、自分で思ってしまっていたから、まさか自分がそんなすごいことを やったとは思ってなかったんです。
この話の後に、理科系、特に工学系の大学を調べてみたい ということになりました。
成績も急上昇 というわけではないですが、徐々に上がり始めてます。
「原因追求し仮説を立てて対応するのが好き」なので、自分の点数が悪い科目を 自分で分析しています。
もともと好きだった数学も今まで間違えた勉強法をしていたことに本人が気づきました。 一言でいうと「暗記」しようとしていたんですね。 今は、筋道立てて考えてます。
大学についても、この夏にオープンキャンパスに行ったり、 一緒に大学で何をするかを考え、調査もしました。 すでに工学系の大学に入っている大学生の話も聞いたりしました。
工学部にいく気持ちは固まってますが、志望校決めはまだこれから。 彼のこれからが非常に楽しみです。