白山比咩神社での禊(みそぎ)体験

久々の休暇で、先週、石川県白山市にある白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)に行って参りました。
気学による吉方位をとる(自宅の西北)という意味もありましたが、それ以上にここには行かなくてはならないと感じておりました。
ある方が描いた白山比咩神社の絵を見たことがあります。その時に絵とともに、菊理媛尊(くくりひめのみこと)のことを聞き、早めにうかがわなければ と感じたことを覚えています。

白山比咩神社:石川、福井、岐阜の3県にわたり高くそびえる白山は、古くから霊山信仰の聖地として仰がれてきました。ふもとに暮らす人々や遥かに秀麗な山容を望む平野部の人々にとって、白山は聖域であり、生活に不可欠な“命の水”を供給してくれる神々の座でした。
やがて山への信仰は、登拝という形に変化し、山頂に至る登山道が開かれました。加賀(石川県)の登拝の拠点として御鎮座二千百年を越える当社は、霊峰白山を御神体とする全国白山神社の総本宮です。
(白山比咩神社 ホームページより)

参拝する日の2週間前に、たまたま「昇殿参拝と禊(みそぎ)体験のご案内」を見つけました。

http://www.urara-hakusanbito.com/program/view/1343

なんと!

私のいく日に、「禊体験」ができるではないか!
これは何かのお導きか。

ちなみに、ここの禊体験は、滝にうたれる というわけではなく、神社の中にある池のようなところ(ただし、一般の参拝者ははいれない)で行います。

早速、白山観光連盟に電話し、申し込みました。
当日、わくわくして参加。参加者は10名。男性4名、女性6名。

まずは、昇殿参拝。
その後、別室に移り、担当の神職(権禰宜)の方から説明。笑いを誘うような気楽な話し方で、こちらの緊張も少し緩む。
しかし、その後、実際の水に入る禊の前に、「練習」をするという。一体なんの練習なのか?

振魂(ふりたま)→祓詞(はらえことば)→鳥船(とりふね)→雄健(おたけび)→雄詰(おころび)→息吹(いぶき)→身滌(みぞぎ)

これを一通り、神職の方から教わります。実際に身体を動かし声も出すので、うっすら汗ばむほどです。
話も含めて小1時間。

その後、男性は褌姿、女性は白装束に着替えます。
導いてくれる神職(道彦)を先頭に、えっさえっさ と掛け声をかけながら、屋外の禊場まで走ります。
暑い日なので、寒さはまったくありません。
そこで、水に入る前に、先ほど練習したものを行います。少し汗ばんだところで、1人づつ、「えい!」と気合いを入れた後入水します。
冷たいですが、少し熱くなった身体にはちょうどよい。
そこで、「大祓詞」を神職を先頭に全員で奏上します。我々は覚えていないので、水につけても平気なルビが振ってある紙を持ってそれを読みます。
読み終わるのに5分ちょっと。
終わると、水から上がり、外でまた「鳥船から息吹」までを行います。

ここまで全体で15分くらいだと思われます。とにかく神職の動きについていくのに精一杯です。何かを考える余裕はありませんでした。
着替える時に見たら、水につかっていたところは、真っ赤になってました。

なんと気持ちよいものか!
こころもからだもすっきりし、全体に力がわきあがってくるのを感じます。

そして、修了証を神職からいただきます。禊体験で行う儀式で使う言葉の意味がほとんどわからないのでので、次回までには意味を勉強しようと思います。

その後、じっくりと神社の中も散策しました。素敵な場所でした。
今年、また来たいですね!

(禊体験の場)

 

 

 

 

 

 

(修了証)

 

 

 

 

 

(白山比咩神社)