孤独と孤立は違うと思った

1ヶ月以上前になるが、ひとりで箱根に一泊旅行をした。
仕事の多くがオンラインになり、身体のあちこちになんともいえない”澱み”のような
ものがある気がした。すっきりするには、箱根にいくしかない と突然思い立って出かけたのだった。(仕事が入ってなければ休める。個人事業主の良いところである)

仙石原で一泊し、翌日朝九頭龍神社へ向かった。
ここは、私が箱根で一番好きなところの一つ。
芦ノ湖プリンスホテルから湖沿いの道を15分くらい歩くと、九頭龍神社の入り口だ。
(正確には九頭龍の森の入口)
そこから10分ほど湖に沿った林道を歩き、九頭龍神社だ。
とにかく、人が少ない。
プリンスホテルから九頭龍神社まで会った人は2人だけ。
九頭龍神社に先に来て、お参りしている方がいたが、その方もすぐに移動された。

静かである。

お参りしたあと、風を感じながら、ぼーっと周囲を見ている。
心地よい。とともに、自分の内面深くに意識がはいっていく感じがする。

声は出さない。

外界にある林、風、空、雲、湖との対話。と同時に、自分の内界との対話。
充実している。

人と対話が成り立つ時、感じる幸せ とはまた違ったものの気がする。
こういう時間をもっと持たなければいけないと感じる。

さて、テーマとして挙げた「孤独と孤立」である。
私の大雑把な考え。

孤独:自分が一人でいたいと考えて行動する中で感じるもの(主観的。内面的)
孤立:自分では誰かと一緒にいたいと考えているのに、物理的に一人の状態になっている。(客観的、外面的)

孤立は嫌だけど、孤独はいい。