感じたままに表現できるか(その2)
こんばんは。キャリア教育塾OGI塾代表の荻原嘉一郎です。
昨日の続きの話です。
小学生のとき、私は優等生でした。勉強はそこそこでしたが、「素行」が良かった。
先生や親からは、「嘉一郎くんはいい子だね」と常に言われてました。
先生や親が満足する回答をなんとか出そうとして行動してました。
でも、時々、何かが爆発するんですよね。急に乱暴なことをしたこともあります。
周りの大人の表情を見て、自分の行動が、「正しかったのか」「誤っていたのか」を判断していたん
です。
それを今まで続けてきたわけです。
少し呪縛が解けたのは、ここ数年のことです。
相手の顔色を見なくても、発言をしたり、感情を出せるようになってきました。
「嫌なことは嫌、好きなことは好き」ということを言えるようになったんですね。
間違えても、「間違えちゃったー」と少しづつ言えるようになってきてます。
今、習っている「演劇」のワークショップでも、みんな大きな声で「間違えちゃったー」と
言ってます。
でも、まだ間違えるの怖いんです。本当は。
いや、間違えること というよりは、「周りにどう思われるだろう。バカだと思われないだろうか」
ことを恐れてるんでしょうね。多分。
数学の法則(ピタゴラスの法則など)を間違って理解していた。としても、何を間違ったか を見て勉強すれ
ばいいんだけなんです。
そして、この世の中、「正しい」「間違い」が論理的に誰が見ても「正しい」「間違い」であるものは、多く
ないと思います。
だから、極端に言えば、自分で考えたこと、感じたことを言えばいいだけだと思います。
もちろん、それを言い放つだけでなく、理由を言ったり、互いの考えをちゃんと聴くと
いうことが必要になってきます。
親も含め、子供に対する大人は、そう言った姿勢で臨みたいですよね。