レンガ職人の話
キャリア教育でよく出てくる話である。
3人のレンガ職人と出会う人の話。そもそもレンガ職人って何だろう?
海外ではそういう職人がいるのかな?
まあ、それはいいとして。
一人目のレンガ職人に聞く。
「あなたはなんのためにレンガを積んでいるのですか?」
そうすると、職人がこう答える。
「見ればわかるだろ。親方に命令されて仕方なく積んでるんだよ」
二人目のレンガ職人にも同じ質問をする。
そうすると、職人がこう答える。
「大切な家族を養うためのお金を稼いでいるんだ」
三人目のレンガ職人にも同じ質問をする。
そうすると、職人がこう答える。
「みんなの心の拠り所になる大聖堂を作っているんだ」
記憶違いもあるかもしれないが、大筋はあっているはず。
一般的には三人目の職人のように、高邁な働く目的を持って働くべき、働くのが良い
とされているようである。
正直に言うと、私もそのような意図を持って、学生たちに話していた。
私自身、そう考えていたからである。
そして、それは間違えていないと思う。
ただ、一人目や二人目の職人を否定的にとらえるのは違う気がする。
働く目的に良いも悪いもない。
自分の過去を振り返ると、一人目や二人目の職人のように考えて働いていた時期も
多くあった。
仕事を続けていく。能力もあがり経験も豊富になってくる。
仕事以外の人生経験も増えてくる。色々な人間関係の中でもまれる。
そんな中でだんだん変わっていくのかもしれない。
そして人生は続く。。。